クラミジア治療薬の抗生物質は処方箋で購入する

クラミジアという病気

クラミジアは性感染症、つまり性病です。粘膜から粘膜へと感染する病気で、原因となる細菌は男性や女性の性器を主な宿主とします。これはクラミジア・トラコマティスという細菌です。これは偏性脂肪内寄生体という細胞で、宿主細胞のなかだけで生存し、増殖する性質があります。キッチンなどにいる大腸菌はタオルやスポンジのなかでも生存できますが、クラミジア・トラコマティスは粘膜の細胞のなかに侵入しないと生きていけません。細菌ですので、増殖をうながすタンパク質などの栄養分の補給を断つことで死滅させることができます。

治療には抗生物質

クラミジアの細菌を死滅させるためには、栄養となる物質の供給を止めることが効果を発揮します。このような成分を持つ薬を抗生物質といいます。たとえばインフルエンザはウイルスが原因菌ですが、これも抗生物質を使って栄養分を断つことで克服し、症状は免疫機能の働きによって緩和されていきます。

細菌を死滅させるための抗生物質は、日本では市販薬になっていません。医師の処方箋なしでは販売してはならないことになっています。抗生物質は使い方を誤ると、治療できないどころか、症状を悪化させてしまいます。また、副作用も強く出るケースがあるので、必ず医師が診断のうえで処方箋を出して、それに従って薬局が販売しなければなりません。ドラッグストアで風邪の市販薬を買うように気軽に入手できません。

クラミジアの治療にはアジスロマイシンと呼ばれる成分を含む抗生物質ジスロマックを服用します。喉のクラミジア、性器のクラミジアいずれに対しても同様です。アジスロマイシンとして1回1000mgを服用するだけで完治します。

受診するのはどこ?

クラミジアを治療するには、病院に行って医師の診断を受ける必要があります。診療科目としては、泌尿器科、産婦人科、性病科などが良いでしょう。男性なら泌尿器科、女性なら産婦人科が適しています。性病は一般的に専門の医師でなければ正しい判断ができないので注意しましょう。検査だけを受けたいという場合には、たとえば匿名で受けられる検査のキットが販売されています。信頼性は医療機関と同等ですから、ここで陽性反応が出たら素直に病院に行きましょう。また、ネットではクラミジアの治療が可能な市販薬が販売されています。

これは海外の治療薬を個人輸入するものです。正規品も販売されていますが、悪質な業者もたくさん存在しているので注意しましょう。確実性という点では、まず検査キットで検査して、陽性反応が出たら専門のクリニックや病院に行くことが良いでしょう。自覚症状が薄い病気ですが、素人が下手に判断して知識もなく薬を使うのは危険です。

産婦人科医は女性が多いので女性患者が相談しやすい

クラミジアは性感染症

クラミジアは性感染症で、性器を中心とした部位が病気にかかるものです。オーラルセックスを含む性行為によって感染するのが性感染症で、別名は性病です。性病にかかってしまったことを恥ずかしいと思う人も多いですし、また女性は自覚症状がないこともあり、あまり人に話すことはなく、そのため無知なまま感染してしまうことも多くあります。本人が意識していないうちにどんどん感染が拡大していく危険性があります。クラミジアは性病のなかでは最も患者数が多いと言われていますが、なかなか実態がつかめません。一般的には風俗店を利用する男性の一部だけではかかるものという認識がありますが、近年では若年層を中心として性に対してオープンになっていることや、性行為の多様化によって風俗にかかわりのない人たちにも感染するリスクが高まっています。

女性なら産婦人科に

性感染症の検査や治療は、泌尿器科や皮膚科、性病科などで受診することが可能です。男性であれば泌尿器科、女性は産婦人科を受診すると良いと言われています。若い人にとっては産婦人科に行くことに精神的なハードルを感じたり、そもそも妊娠していないのに受診して良いのかと悩んだりするかもしれません。実際には、産婦人科は妊娠や出産をサポートする産科と、子宮や卵巣の病気や更年期障害などに対応する婦人科を併せているものです。医師全体に占める女性の割合も高くなっていますし、産婦人科は女性医師が非常に多い職種です。そのため、多少デリケートな問題でも包み隠すことなく相談できるというメリットがあります。

性感染症であると告げること

クラミジアの検査や治療で産婦人科に行ったら、性感染症の検査を受けたいなどをしっかり受付で伝えましょう。通常は問診票に記入して、診察でその内容を元にして問診を行います。身体のどの場所にどのような症状があるのか、性行為はどの程度の頻度で行うのか、コンドームを着用しているかなどを話します。相手は医師ですので、淡々と聞いてくれます。女性医師であれば話しやすいでしょう。ざっくばらんで話やすい女性医師は、産婦人科には多くいます。検査は綿棒などを使って膣の内部の分泌物や細胞を採取して、採血や採尿を行って実施します。クラミジアには潜伏期間があり、1週間程度から、長い場合には3週間程度です。感染してから症状が出るまでに時間がかかるのが性感染症の特徴です。そのため、検査は問診を元に慎重に行われるので、即日で検査の結果が出ないこともあります。将来の妊娠や出産に悪影響を及ぼす病気ですので、しっかりと治していきましょう。

出産時に新生児にクラミジア感染することがある

自覚症状が薄い

クラミジアの特徴として、自覚症状が薄いという点が挙げられます。おりものの量が増えたり、白っぽくなったりする程度で、女性にとっては日常的に良く見かける身体の変化という程度です。まれに不正出血や性交痛などが起きることがありますし、下腹部に痛みが出ることもありますが、それでも劇的な症状ではないため、クラミジアに感染したと気づくのは困難です。医学専門誌が調査したところによると、クラミジア感染に気づかずに妊娠している女性が、全体の妊婦の10%から20%程度いるとされています。この割合は、年齢が低い妊婦ほど多いという結果も報告されています。

妊婦のクラミジアの影響は?

妊婦がクラミジアにかかっているとき、胎児の卵膜にも感染が及ぶ危険性があります。卵膜に感染すると羊膜炎が起こり、胎児の流産や早産の原因となることがあります。頻度は高くありませんが、通常の出産よりもリスクは高まるでしょう。また、出産時に赤ちゃんが産道を通る際に、クラミジアに感染することが多く発生しています。これは産道感染と呼ばれるケースです。赤ちゃんがクラミジアに産道感染すると、約50%の確率で新生児結膜炎を発症し、生後数日で症状が出ます。また約20%の確率で新生児肺炎にかかり、このときは生後1ヶ月から3ヶ月で咳が止まらなくなります。これによって生命の危険が及ぶことは非常にまれですが、新生児にとっては大きな負担になるでしょう。そのため、多くの産科医が、妊婦にクラミジア検査を推奨しています。

投薬で治療できる

クラミジア検査には様々な種類がありますが、妊婦が受けるのは、子宮頸管の検査です。もし陽性反応が出た場合には、出産までに治療を終えなければいけません。ほとんどのクラミジアは投薬によって完治します。検査は妊娠30週ころに実施されます。細長い綿棒のような専用器具で、子宮頸管の粘膜の細胞を採取して、クラミジア・トラコマティスに感染しているかどうかを調べます。治療期間は長くて3週間ほどです。自覚症状が薄い病気ですので、治療の完了は自己判断せず、必ず医師の診察を受けてからにしましょう。妊娠するまで気が付かなかったとすると、かなり症状は軽かったと考えられます。そのため、どこで薬を飲むのを止めたら良いのかも判別しにくいでしょう。抗生物質や抗菌剤などをしっかり飲んでおけば必ず治ります。妊娠中に検査を受けずに感染を知らないまま出産するのは危険です。

クラミジアは性器から口腔感染する

感染の仕方

クラミジアはクラミジア・トラコマティスという細菌が感染する性病です。性感染症のなかで最も感染者が多いと言われており、治療せずに放置すると、女性は最悪で不妊症にもなる病気です。感染しても自覚症状が軽いため、深刻な状態になってからようやく診察を受けることも多くあります。感染は、感染者との粘膜同士の接触によって発生します。また、精液や膣の分泌液を通しても感染することで知られています。性器の接触だけでなく、口腔性交、つまりオーラルセックスによっても感染するので注意が必要です。たとえばフェラチオやクンニリングスによっても感染します。この感染の仕方を口腔感染と言い、喉や口内にクラミジア・トラコマティスが住みつきます。オーラルセックスで感染するということは、性器にいる細菌がオーラルセックスによって口腔内に感染を引き起こすということと、口腔内にいる細菌が性器に感染を引き起こすという2つの意味合いがあります。特に性器から口腔、喉に感染した場合には症状が出ないことも多く、感染に気づかずに別の人にオーラルセックスをして性器に感染させることもあり、厚生労働省でも注意喚起を行っています。

主な症状

オーラルセックスによって咽頭や口腔内に感染した場合、たとえば喉が腫れたり痛みが出たりという症状が発生しますが、多くの場合で無症状です。性器のクラミジアに感染している女性の10%から20%は、咽頭からもクラミジアが見られたといった報告もあります。性器への感染と口腔感染は、感染の部位が違うので、咽頭だけで感染していくことがあります。不特定多数の人と性行為をする人たち同士で次々に感染が広がっていくリスクがあります。

口腔感染したら

口腔感染では症状が出ないケースが多くありますが、たとえばパートナーが性器感染してしまったら、自分が口腔感染している可能性を疑ってみましょう。オーラルセックスによって感染するからです。当然、性器感染も疑うべきですが、口腔内だけに感染する可能性もあります。風俗店に勤務している人であれば、その可能性は高くなります。そういった人とキスをすると、口腔だけ感染することもあり得るでしょう。何か自分の身に覚えがあり、咳が出るとか喉が腫れたりといった症状があるときには、風邪だけでなく、クラミジアも疑ってみましょう。クラミジアは風邪薬では治りません。咳止めが欠かせないなどの症状が出ているときには、口腔感染を疑って医師の診察を受けましょう。検査は簡単に終わります。

オーラルセックスによって口にクラミジアが感染する

原因は?

クラミジアはクラミジア・トラコマティスという細菌が感染することで発症しますが、この細菌は粘膜にだけ住み着くという性質があります。乾いた場所ではすぐに死滅するほど弱いものですが、感染力は高く、保菌者と性交渉をすると約50%の確率で感染します。近年、性感染症としてクラミジアや淋病が増えていることが医療関係者からも報告されていますが、その大きな原因となっているのがオーラルセックスです。性風俗では盛んに行われていますし、近年では若い人を中心にセックスが多様化したことから、およそ50%の人がオーラルセックスを行うという調査結果も出ています。口や舌も粘膜ですので、クラミジア・トラコマティスに感染した性器に触れることによって、細菌に感染します。感染しても自覚症状が強く出ないため、さらに感染が拡大する傾向があります。

気がつかない人も多い

口内炎は、様々な原因で発生するものです。胃の調子が悪くてもなりますし、栄養バランスが崩れたり、ビタミン不足でも口内炎ができます。また、義歯や装具が当たって刺激される、虫歯による口腔内の不衛生でも口内炎はできます。そのため、オーラルセックスによってクラミジアに感染したことに気が付かないケースは非常に多いと言われています。クラミジアは通常の口内炎とは違って、治療薬を飲まない限り細菌は死滅しません。自然治癒はレアケースです。クラミジアが原因の口内炎は、単なる栄養バランスの乱れによる口内炎と比較すると、症状が重く、なかなか治りません。歯科では治療不能です。

治療方法は?

クラミジアには抗生物質や抗菌剤が治療薬として用いられます。口内炎の症状がクラミジアによるものだと分かったときには、かなり重症化している可能性が高いです。そこに行き着くまでに歯科や口腔外科などを回っているでしょう。喉に感染するクラミジアは、性病科や婦人科、泌尿器科では珍しいものではありません。これと同様の治療で口内炎から発症したクラミジアも利用可能です。抗生物質や抗菌剤を医師の指示通りに決められた用量を決められた期間で服用しましょう。いったん症状は収まりますが、だからといって自己判断で服用を止めないように注意しましょう。クラミジア菌は、少しでも残っていれば増殖を再開します。検査・治療をしてもらった病院やクリニックで必ず再検査して、完治したことを確認しましょう。完治するまでは、他人とキスしないようにする必要があります。

クラミジア治療に使う抗生物質には大きく3種類ある

抗生物質の働き

抗生物質は、細菌を殺すか不活性化させるものです。増殖を抑えるという働きもあります。人間の身体にはたくさんの菌類が住んでいますが、人間にとって有益な菌には影響を与えず、人間にとって害をなす細菌に対して効果を発揮するのが抗生物質です。クラミジアと同じ性感染症の梅毒にはペニシリンを使いますが、ペニシリンは梅毒菌の細胞が合成する酵素に取り付いて、働きを止めます。

そのため細菌は死滅するという仕組みです。結核の治療に使われるストレプトマイシンは、細菌がタンパク質を合成するのに使うリボゾームという酵素と結びついて、タンパク質の合成を妨げる働きがあります。クラミジアの治療に使われる抗生物質は、ペニシリンやストレプトマイシンと同様に、酵素やタンパク質と細菌の合成を阻害してクラミジア菌を死滅させ、増殖を抑えます。

代表的な3種類

クラミジアの治療に使う抗生物質としては、マクロライド系、ニューキノロン系、またテトラサイクリン系の3種類があります。マクロライド系にはクラリスマイシンやアジスロマイシン(ジスロマック)という成分名の抗生物質があり、クラミジアの増殖を抑える働きがあります。多くの治療薬に使われている成分です。

尿道炎などの性病の原因はクラミジアか淋病ですが、一番効く抗生物質がアジスロマイシンです。

ニューキノロン系には、レボフロキサシン(クラビット)やトスフロキサシンなどの成分名の物質があり、クレミジア菌を死滅させる働きがあります。テトラサイクリン系はクラミジアの増殖を抑えるものです。マクロライド系の抗生物質は天然由来ですが、ニューキノロン系は人工的に生成されたものです。どちらもまったく副作用がないわけではありませんが、軽いもので済みます。

使い分けをする

抗生物質を投与する治療では、たとえば分量が少なかったり、投与期間が短かったりした場合には、細菌が生き残ろうとして耐性を持つことがあります。途中で投薬をやめたときにも、生き残った細菌は耐性を持つようになります。この場合には、同じ種類の抗生物質を投与しても細菌は死にません。そのため、決められた分量を決められた期間でしっかり服用していく必要があります。

クラミジアは自覚症状が比較的軽い性病です。それだけに、治療では自己判断は禁物です。自分で治ったつもりでも、細菌が生き残っていれば薬に対する耐性を持ってしまいます。医師の指導に従って服用を続けましょう。完治したかどうかは、自己判断ではなく再検査によって調べます。まったく身体からいなくなるまで、たとえパートナーとであっても性行為をするのは控えましょう。

クリニックによっては即日で結果の出る検査がある

まずは調べよう

クラミジアは性感染症のなかでも最も患者数の多い病気です。感染者と性行為をすると、およそ50%の確率で感染します。自覚症状が比較的軽いので、見過ごされがちで、悪化させてしまうことも多く、おかしいと思ったらすぐに検査してもらいましょう。検査方法にはいくつかの種類がありますが、できれば検査してすぐに結果が分かるほうが良いと思う人は多いでしょう。陽性ならすぐに治療を開始できます。検査当日に結果が分かるものを即日検査と言います。大型の病院には性病科を標榜している科目を持つところもありますが、女性であれば婦人科、男性なら泌尿器科で良いでしょう。クラミジアの治療は行っていても、すべての病院で即日検査を行っているわけではないので、事前に調べておきましょう。性病の専門クリニックというのもあり、こういったところではほとんどが即日で結果が分かります。

検査の流れ

クラミジアの検査は非常に簡単です。症状の問診があって、女性なら膣内の分泌液、男性なら尿を採取するだけで終わります。膣分泌液の採取は、長い綿棒を膣内に入れて内壁を軽くこすることで可能で、ほぼ痛みはありません。即日検査の場合には、当日の病院の混み具合にもよりますが、検査が終わって30分から1時間程度で結果が分かります。費用もあまりかかりません。陽性であればすぐに投薬治療の診察に移ることがほとんどです。クラミジアは放置していても治りません。自然治癒ではなく、抗生物質によって治療します。抗生物質や抗菌剤は通常、医師の処方箋がなければ薬局で購入できません。必ず診察を受けて、医師の指導に従って薬を飲んでいきましょう。

検査に関する注意点

即日検査は、検査してすぐに結果が分かるというメリットはありますが、精度が低いというデメリットもあります。クリニックや病院によっては、即日ではなく翌日以降に結果が分かる方法を採っているところもあります。PDR法やSDA法という名称の検査方法では、精度は高いですが、結果は当日に出ることはほとんどありません。病院によっては、これらの方法を推奨していて、感染を見逃さないようにしたいと公式のホームーページに記載しているところもあります。検査は、感染したと思われる日から2日から3日後に受けましょう。すぐに検査しても発覚しないことが多いです。また、感染したと思ったら、性行為は控えて下さい。検査を受けて、陰性反応が出るか、陽性反応では完治するまで性行為はしないようにしましょう。

クラミジア要因の尿道炎で血尿が出る

なぜ尿に血が混じる?

クラミジアは性器感染する病気ですので、尿に血が混じることがあります。正確には血尿ではないですが、勘違いしてショックを受けてしまうことがあります。女性の場合には、特に病気でもないのに血尿が出ることがあり、気にしないという人もいますが、尿に血が混じるのは様々な病気のサインであることが多いので注意しましょう。腎臓や膀胱などに異常が発生しているときも血尿が出ます。その場合には重篤ですので、尿に血が混じることを軽く考えないようにしましょう。一般的には、男性よりも女性のほうが血尿が出る頻度が高いと言われています。女性は男性よりも尿道が短く、尿道口と肛門が近いために細菌に感染しやすいからです。

クラミジアで血尿がでるケース

クラミジアは感染した当初はほとんど自覚症状がありません。女性の約80%は自覚症状がないというデータもあります。自覚症状がないまま進行していくので、そういった意味では厄介な病気です。症状が進行すると尿道に炎症が発生しますが、女性では無症状で進行することが多いと言われています。ただし、クラミジアは腎臓に感染することはありません。血尿は腎臓で尿が生成される時点で混じるのもを言うので正確には血尿とは言えませんが、尿に血が混じるという症状が出ます。男性であればクラミジアで尿道に炎症が起きるので、尿に血が混じる可能性があります。女性の自覚症状は主に、おりものの量や色の変化や生理痛のような痛みです。性器から出血するので、尿に血が混じることもあります。何か性器に関連して異常が認められると思ったら、病院に行くか、検査キットでクラミジアの検査をしてもらいましょう。クラミジアは潜伏期間が長くて3週間もあります。気がつかないうちに感染していることの多い性病です。

早期治療を

性病一般がそうですが、クラミジアも早期に発見して早期治療ができれば、治療は簡単に済みます。疑わしいと思ったら性病科や泌尿器科などで検査をしてもらいましょう。結果はすぐに出ますから、感染していればすぐに投薬治療を始めます。クラミジアは症状が軽いですが、甘く見ていると炎症が他の部分に転移していきます。基本的な治療は抗生物質や抗菌剤の服用ですが、症状が緩和しても細菌が身体から死滅していないことが多いです。そのため、再検査をして細菌が無くなったことを確認しましょう。クラミジアが原因の血尿が出て、投薬によって症状が緩和したからといって薬を飲むのを忘れていると、再発する可能性があります。

クラミジア菌のついた手で触るなどの行為で目に感染する

ウイルス性結膜炎と似ている

結膜炎は目の中や周囲に症状が出る眼病で、主にアレルギー性とウイルス性の2種類があります。アレルギー性結膜炎の代表が花粉症です。ハウスダストやダニなどが原因で目にかゆみが出ます。ウイルス性の結膜炎には、「はやり目」と言われるものが代表的で、目ヤミや充血などの症状が出ます。プールの水から感染するプール熱でも結膜炎になることがあります。一方、クラミジア結膜炎は、性病であるクラミジアの細菌が目に入って感染します。一見するとウイルス性の結膜炎と違いが分からないので見過ごしてしまうことがあり、大変に危険です。感染する事例は非常に少ないですが、注意が必要です。ウイルス性結膜炎と同様に目ヤニが出始めて、まぶたが腫れてきます。また、結膜に小さなブツブツができて、放置していると大きくなって結膜から網膜へ細菌が侵入してきます。

どのようにして感染するのか

クラミジアは一般的に性病で、主に性器に感染するものですが、原因菌のクラミジア・トラコマティスは粘膜に住みつきます。粘膜から粘膜へと感染する性質があり、逆に粘膜を離れると非常に弱い細菌で、身体から離れたクラミジア・トラコマティスはすぐに死滅してしまうほどです。感染経路として考えられるのは、感染した部分に指などが触れて、細菌が手についた状態で目を触ってしまうことです。細菌が付着したタオルで目をぬぐっても感染する可能性があります。クラミジアの細菌は粘膜から離れるとすぐに死んでしまいますが、粘膜への感染力は高く、いったん粘膜に取り付くと増殖を開始します。目が充血したり、まぶたが腫れたりするだけでなく、結膜に膿の入ったオデキが現れるのが特徴です。進行すると角膜まで細菌が侵入して、視界を狭めます。角膜が傷ついてしまうと、視力障害を引き起こし、最悪では失明するリスクもあります。

治療は?

クラミジア結膜炎の治療は、抗菌剤を含む点眼薬を使用します。また軟膏や飲み薬も治療に使われます。クラミジア結膜炎は、一般のクラミジアよりも治療期間が長くなることが多いです。自覚症状がなくなっても、細菌が完全になくなるまでしっかりと治療を続けましょう。体内にクラミジアの細菌が残っていると、再発する危険性があります。クラミジアにかかった場合には、パートナーへの感染も懸念されますので、一緒に検査を受けるようにしましょう。パートナーに感染した状態を続けると、ピンポン感染でまた自分のところに帰ってきます。

クラミジアの検査キットは匿名で検査してくれる

検査キットとは?

クラミジアは性感染症で最も患者数の多いものと言われています。女性であれば性器や下腹部に嫌な感じの痛みが出たり、性交時に痛みがあったり、おりものの量や臭いが違っているなどの異常が表れます。男性なら排尿時の痛みやペニスのかゆみなどが症状として出ます。はっきりとおかしいと思ったら病院に行くべきですが、そうでないときには検査キットを使いましょう。メリットは誰にも知られずにできることと、病院ではないので医師と話をしなくて済むことです。キットの内容は、検査依頼書と検査器具、またマニュアルと返信用の封筒です。男性向けには採尿の容器、女性向けにはカルポーターという採取器具が付属します。

個人が特定されない

また、検査キットの多くは個人名が発覚しないように配慮されています。申し込みでは住所と名前を明記する必要がありますが、返送するにも結果を知るのにも個人名を出さずに済むので安心です。郵送されてきたら、公式のホームページから登録番号を発行してもらいます。返送するときには、この登録番号を使います。検査では登録番号で処理されますので、結果がどうあれ、他人に知られることはありません。結果が電話でも匿名のメールアドレスでも確認できます。自宅で尿などを検査物を採取して返送するだけですので、簡単です。

採取の仕方

検査キットは、男性向けと女性向けで仕様が違います。男性の場合には、尿を採取して保存容器に移し替えて返送しますが、女性の場合にはスプーン状のカルポーターという器具で子宮口や子宮頸管をこすって検体を採取して、それを返送します。綿棒を膣口から挿入して子宮口を拭くだけですので簡単です。採取した検査物はシッパーつきのビニール袋に入れて検査依頼書とともに返信用の封筒に入れて投函します。

結果の通知

検体は依頼者と研究所との距離にもよりますが、地元の研究所であれば1日から3日で届きます。研究所に到着すると、ほとんどは到着当日に検査の結果が出ます。営業日で変動はありますが、4日から5日ほどで結果が通知されます。ホームページに番号を登録するタイプであれば、自分の番号を入力すると結果が表示されます。検査キットの販売サイトでは、自覚症状が出たらすぐ検査をしましょうなどと広告されていますが、はっきりと自覚症状が出ているのであれば、すぐに病院に行きましょう。検査キットを注文して、返送するという手間がかかるだけ無駄になってしまいます。検査キットはあくまで、疑わしい場合だけです。